20121027

  無かったことにしたい。忘れてしまいたい。人間生きていれば、誰しもそう思うときがあるだろう。

あれさえ無ければ、あんなことさえ無ければ、あの人さえいなければ。

それはどうしても、自分に都合の悪いものなのだ。これから人生を歩んでいく上で、障壁となってしまうものなのだ。

だからこそ、無かったことにしたい。忘れてしまいたい。と思うのであろう。

しかしそれが、自分の犯した罪だったらどうなるのだろうか。

「自分の犯した罪」を、無かったことにしたい。忘れてしまいたい。

なんて都合のいいことだろうか。

罪を犯した人間は、一生罪を背負って生きていかなくてはならない。無かったことにはできないのだ。忘れてしまうこともできないのだ。

逆に言えば、無かったことにしてはいけないのだ。忘れてしまってはいけないのだ。